2023/10/03
9月29日は中秋の名月。 お稽古でも「十五夜」などの 茶杓のご銘が使われています。 さて、十五夜の次の日も 呼び方があります。 十六夜 「いざよい」と読みます。 いざよう、には躊躇う(ためらう) という意味があります。 月がでるのが前日より遅れますので ためらっているようだということで 十六夜(いざよい) ではその次の十七日目は 立待月...

2023/09/28
色々な工夫をして 茶道を楽しんでいらっしゃるMさん。 抹茶茶碗の下に敷く板を 手作りしましたよ、と みせてくださいました。 薄板にご自分でペイントをされました。 お茶碗を置くとこんな感じ。 その板を裏返すと 桜模様に!! お茶を楽しむ心が 一番ですね。
2023/09/25
茶席の「音-」--薄茶を点てる 音については最後となります。 薄茶のお席は比較的気軽な雰囲気です。 お点前中 招く側と正客は 会話を楽しみます。 茶花、お道具など。 でもお点前する人が 薄茶を点てている時だけは 会話を控えます。 皆が茶筅のシャカシャカという音に 集中します。

2023/09/16
静まり返った茶席。 どんな音が聞こえてくるか 3回にわたってつぶやいています。 1回目はブログを御覧くださいませ。 さて2回目。 釜の湯の温度が上がるに連れて 聞こえてくる音は変わってきます。 千利休は釜が沸いていく過程を 6つの音で表しています。 1️⃣魚眼(ぎょがん)--魚の目のような小さい泡がおこる様。...
2023/09/04
茶席の「音-」--衣擦れ(きぬずれ) 茶席ではBGMはありません。 野外で気楽な立礼(りゅうれい)席ですと 琴の音が聞こえることはありますが 一般的な畳での茶席は BGMは流れません。 では茶席では何が耳に入ってくるのか、 3回にわたって つぶやいてみます。 まず1回目。 絹の着物を着て歩くと すりすり、と擦れる音がします。...
お軸 · 2023/09/03
「一座建立」 いちざこんりゅう 過日、茶事をした時のことを 振り返り この言葉が思い出されました。 どんなお道具にしようか どんなお料理をお出ししようか あれこれ思いめぐらすのが 楽しいものです。 当日、お客様も こちらの気持ちを受け取ってくださり ひとときを楽しんで いただけたと感じております。 そんな招く側(亭主)と 招かれる側(客)とが...
和菓子 · 2023/06/15
6月16日は 「和菓子の日」 なんとその起源は 848年。 ときの仁明天皇が 16の数にちなんだ菓子などを 神前に供えて 無病息災を祈誓したことが 始まりだそうです。 そのさい「嘉祥」 と改元したことから 嘉祥の祝とも呼ばれています。 嘉祥(かしょう、かじょう)は 「めでたいしるし」という意味だそうです。 和菓子屋さん、さぞ賑わっていることでしょうね。
お軸 · 2023/05/02
読み方は 「くんぷうみなみよりきたる」 または 「くんぷうじなんらい」 さわやかな初夏の風が南から吹いてくる という内容です。 風薫る(かぜかおる)5月、 風薫る爽やかな季節となりました、

茶花 · 2023/04/07
ミヤコワスレの由来は 鎌倉時代に遡ります。 昨年の大河ドラマの終盤におこった 承久の変。 後鳥羽上皇が北条義時に敗れ 隠岐へと流され、 後鳥羽上皇の息子の順徳天皇は 佐渡に流されました。 順徳天皇はこの歌を詠み、 「いかにして契りおけん白菊を都忘れと名づけるも憂し」 佐渡の島で、父帝が愛された花を 【都忘れ】をと名付けるとは...

2023/04/01
満開の桜の中 無事お茶会を終えることができました。 お越しくださった皆様、 ありがとうございました。 おもてなし側の皆様、 お疲れ様でした。 この日に向けて生徒さん達は お点前の稽古に励んでいらっしゃいました。 皆様が心地よく、そして 心に残るようなお茶会となるよう 腐心してまいりましたが まだまだ道半ばだなあと...

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