茶花

茶花 · 2024/02/20
寒暖の差が激しいこの頃ですが 着実に春は近づいてきています。 お稽古での茶花は 「バイモ」 ユリ科の花です。

茶花 · 2023/10/14
十月に入りやっと秋らしくなってまいりました。 茶花にも秋の風情が感じられます。 こちらは ワレモコウ 漢字で書くと 吾亦紅 名前の由来は色々ありますが その一つに 「その花の色を皆で議論していると 花自身が吾(われ)も亦紅なり と言ったことから」 というものがおもしろく 伝わっています。 源氏物語 巻42「匂宮」にも 吾亦紅が登場しています。...
茶花 · 2023/04/07
ミヤコワスレの由来は 鎌倉時代に遡ります。 昨年の大河ドラマの終盤におこった 承久の変。 後鳥羽上皇が北条義時に敗れ 隠岐へと流され、 後鳥羽上皇の息子の順徳天皇は 佐渡に流されました。 順徳天皇はこの歌を詠み、 「いかにして契りおけん白菊を都忘れと名づけるも憂し」 佐渡の島で、父帝が愛された花を 【都忘れ】をと名付けるとは...

茶花 · 2023/02/17
寒芍薬はクリスマスローズの別名。 昨年の暮れ、クリスマスロースを 株分けしてもらいました。 蕾をつけたときの発見。 だんだん花開いていく様子。 ときとともにうつろう姿に エネルギーをもらっています。

茶花 · 2023/01/26
茶花としても使われる クリスマスローズには いくつか別名があります。 初雪お越し 利休花笠 寒芍薬 など。 「きょうのお花は○○です」 同じクリスマスローズでも 季節や取り合わせによって お名前がかわるのも おもしろいですね。

茶花 · 2022/12/09
水仙の蕾が ときとともに ふたつ、みっつ、と花開いてきます。 茶室では お軸、茶碗など 無機質のものに囲まれていますが 茶花には命が吹き込まれています。 ときの移ろいを感じることができますね。

茶花 · 2022/11/17
ツブツブの黄色(黃橙色)はセンリョウ。 パッと黄色い花を咲かせているのは ツワブキ。 まあるい緑の葉っぱは ツワブキの葉。 漢字で書くと 石蕗。 ビタミンカラーで 元気になあれ。

茶花 · 2022/09/09
「庭に咲いたので、、」と 富士山麓のフジバカマ いただきました。 フジバカマに比べて 目に爽やかな青紫の花です。 すがすがしい気持ちになります。

茶花 · 2022/07/15
この時期、茶花にもよく使われる ヒオウギ。 万葉集でも詠われているほど 古くから親しまれています。 平安時代の歴史書には 厄災が村を襲った際 ヒノキでできた扇「檜扇」で扇ぐと 村が元通りになったという話があるように 魔除けの花としても重宝されてきました。 疫病退散を祈願する 祇園祭の期間中 欠かせない植物で 会場や民家の床の間や軒先に 飾られます。

茶花 · 2022/06/18
これは「シモツケ」 栃木県の下野国(しもつけのくに)で 初めて見つけられたのが その名の由来という説があるそうです。 また枕草子の64段にも 夕顔は風情があり シモツケの花、蘆(あし)の花もよい、 とあります。 今頃茶花としてよく使われます。

さらに表示する