かきつばた

 

 

こちらのお茶碗で

 

お稽古していたところ

 

生徒さんが

 

「かきつばたに八つ橋ですね」

 

とおっしゃいました。

 

そこからどんどん

 

お話が広がっていきました。

 

今日のお話は少々長くなりまが

 

まとめますと次のような

 

内容になります。

 

 

 

名古屋市の南東に

 

知立市があります。

 

(昔は池鯉鮒と書かれていました)

 

八つ橋という地名があり

 

「八つ橋かきつばた公園」

 

で5月17日まで

 

かきつばたまつりが

 

開かれています。

 

 

この地は

 

平安時代の歌人、貴族だった

 

在原業平が

 

東国に向かう途中立ち寄り

 

あの有名な

 

かきつばたの和歌を詠んだ

 

ところです。

 

 

から衣

きつつなれにし

つましあれば

はるばる来ぬる

たびをしぞ思ふ

 

都に残した妻をおもう歌です。

 

5・7・5・7・7

 

それぞれの頭文字をとると

 

「かきつばた」

 

となる

 

折句と呼ばれる技法を使っています。

 

 

一つのお茶碗で

 

様々なお話が広がってきます。

 

茶道は楽しい!