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瀧 直下三千丈

福本積應師
福本積應師

 

「たき ちょっか さんぜんじょう」

 

と読みます。

 

瀧が真下に落ちてきています。

 

その長さが「三千丈」

 

一丈が約3m  ですので

 

三千丈は、、、

 

 

 

そうです。約9000m(約9km)

 

天から瀧が落ちてきているようですね。

 

マイナスイオン抜群です!

 

この瀧を前にすると

 

日頃の悩み、くよくよした気持ち

 

そんなものを吹き飛ばしてくれそうです。

 

 

 

意味を知ってから

 

茶席でこのお軸の言葉に出会ったら

 

単なる瀧ではなく

 

ありえない長さの瀧が見えてきて

 

一気に茶席に涼を感じることができるでしょう。

 

 

 

 

ちなみに尺貫法は私も弱いのでここにまとめてみますね。

 

 

一分(いちぶ)---約3mm

 

一寸(いっすん)---約3cm

 

一尺(いっしゃく)---約30cm

 

一丈(いちじょう)---約3m

 

 

和裁では今もこちらが使われていますね。

 

 

日常でも尺貫法を使った言い回しをよく耳にします。

 

例えば

 

「一寸の虫にも五分の魂」

 

「一寸先は闇」

 

「寸足らず」

 

「五分刈り(ごぶがり)」

 

「尺取虫」

 

「尺八(しゃくはち)」

平均54.5cmで一尺八寸の長さにあたります。

 

では「丈」を使ったものは

 

「丈夫(じょうぶ)」

 

「大丈夫」

 

丈夫は一人前の男、

 

大丈夫はその中でも秀でている者のこと。

 

 

 

今回はちょっと長くなりました💦

 

最後までお読みくださいまして

 

ありがとうございました。