5月の始めに
「薫風自南来」のお軸をブログに載せさせていただきました。
実はその言葉の後にさらに言葉が続きます。
殿閣生微涼
でんかくびりょうをしょうず
(爽やかな初夏の風が南より吹いてきて)
宮殿にかすかな涼しさが生まれる
という意味です。
今年は
「殿閣」=「我が家」
といったところでしょうか。
禅語としては
善も悪も、是も非も、得も損も、
何もかも薫風に吹き払われて
そこに清い涼が訪れる、
それこそが悟りの境地であるとの解釈もあるそうです。