野にある菜の花です。
何だか癒やされます。
利休七則というものがあります。
千利休が
茶道の「おもてなし」について記した
七つの心構えです。
その中のひとつに
「花は野にあるように」
というものがあります。
茶室において
お軸、茶碗などのお道具のなかで
唯一息吹を感じさせるのが
茶花です。
茶室における茶花は
ことさら技巧を加えず
あるがままに
命を尊ぶように
自然を感じさせる存在、
それ故に茶人が最も
心を配るものですね。