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③の深堀り

茶筅の穂数は決まっていますか?

茶筅の穂数は約70本から約120本の間で何種類かあります。

 

流派によってお好みも違ってきますが

 

一般的に言えるのは

 

薄茶と濃茶では使う茶筅が違うということです。

 

私達が通常いただく泡立った(あるいは少し泡立った)お抹茶は薄茶です。

 

シャカシャカと茶筅をふるいますので

 

「薄茶を点(た)てる」といいます。

 

このときは穂数が多い方を使います。

 

 

一方やや格式張った場面でいただく濃茶。

 

どろっとした抹茶です。

 

こちらは「濃茶を練(ね)る」といいます。

 

泡はたてず、茶筅でねっていると

 

てかりがでて

 

甘みもでてきます。

 

このときは穂数の少ない茶筅のほうが

 

しっかりと練ることができます。

 

 

お濃茶はお飲みになったことがありますか?

 

お稽古がすすんでくると

 

お濃茶のお点前を習うことができます。